ネタバレ感想 ポーラー狙われた暗殺者

Netflix限定映画「ポーラー 狙われた暗殺者」を鑑賞したので感想記事を書いていきます。この記事はネタバレを含むので、まだ観ていない方はブラウザバック推奨です。

ポーラー狙われた暗殺者|Netflix (フリックス)

ポーラー 狙われた暗殺者の概要

公式予告動画

あらすじ

とある企業所属の暗殺者が定年後に殺され始めるなか、組織内でも随一の暗殺者だった定年間近の主人公ダンカン・ヴィズラの元にも怪しい影が。

原作アメコミ「Polar」の実写映画版です。

ポーラー 狙われた暗殺者の感想

物語は1人の定年した暗殺者が殺されるところから始まります。

そもそも暗殺者に定年とかあるの。。?

って感じでしたが、これが本作の肝となる設定。

暗殺者は契約上、謎の死や任務中に命を落とした場合は全財産が会社に没収されるというはちゃめちゃなブラック環境におかれています。

主人公ダンカン・ヴィズラも定年まであと14日と迫る中、引退した暗殺者たちが次々と殺されていると知り、自分も狙われることを悟ります。

退職金が800万ドルて半端ない数字なので、回収できるなら回収したくなる気持ちは分からないではないですけどね・・・。

ただ、いきなりドンパチするわけじゃなくて、序盤は、いつも何かに怯えている隣人女性とのぎこちないやり取りや、ダンカンが「普通」の日常にうまく溶け込めない愛らしさを描くシーンが多く、割と日常系映画のような雰囲気。

このマッツ・ミケルセン演じるダンカンが尋常じゃない渋イケメンで、そのダンディさだけで30分は絵が持ちます。

引退後の住処を襲われた時の全裸で雪の中敵を一掃していくシーンでは、1人ずつ片付けていく様子が仕事人ぽくてとにかくカッコいい!

この時のダンカンてどことなく、メタギアのソリッド・スネークに似てる気がしますね。

中盤から後半にかけては会社との最終決戦で、隣人の誘拐、拷問や掃討場面など、アクションも満載で中々見応えがありました。

拳開いたらマシンガン打つやつ欲しい・・・。

このドンパチがクライマックス。というのがよくある展開なんですが、この映画ではドンパチが終わったあとに本当のクライマックスがやってきます。

 一人で会社を潰したダンカンは人質として誘拐されていた隣人女性を連れ帰るんですが、捕まっている間に薬漬けにされてしまっていたため、ダンカンが3日3晩看病。

しかし目覚めた彼女はダンカンに銃を突きつける。

ここでダンカンは、彼女が若いころに仕事で抹殺した家族の娘であり、ダンカンが贖罪として長年事前寄付をしていた相手であることを知る。

だから常に何かに怯えていたんですね。

序盤のやり取りでは、ぎこちないながらにダンカンが彼女と隣人として仲良くなろうとする様が微笑ましく描かれていたんですが、彼女にとってはそれが恐怖でしかなかったのかもしれない。という辛い展開でした。

彼女の正体を知って死を受け入れようとするダンカンでしたが、彼女はダンカンを殺す気持ちが鈍ってしまい断念。

これは彼女がダンカン自身の立場や人柄を理解したが故の選択だと思うので、ダンカンに感情移入しながら見ている目としては泣きそうになりました。

そして物語はダンカンに彼女の家族殺害を命令した人物を二人で探すことにするという展開で幕を閉じます。

本作は仕事人としてのダンカン、一人の中年男性としてのダンカンの描き訳が秀逸で、無表情で不愛想なダンカンに色々な愛着を持たせる作品になっていると思います。

序盤こそ「BIRD BOX」の二の舞ではとヒヤヒヤしましたが、後半の畳みかけが素晴らしく、見終わってみれば小説を読み切ったような達成感がありました。(アメコミ原作なんですけどね)

1つだけ分からなかったのが、隣人女性は当初ダンカンに自分の恐怖経験として「若いころに酒によった男に暴行された」と話していたんですが、終盤では恐怖がダンカンに家族を殺害された後遺症と説明されるんですよね。

当時ダンカンが彼女自身が遺族だと気づいていなかったので、話を置き換えて説明してたってことなのかもしれません。

ちなみに最近はタバコを吸う映画も大分少なくなってきたと思うんですが、このダンカンはそりゃもーバコバコ吸います。

最近はテレビだけじゃなく映画でも喫煙シーンは殆ど映さない時代になっているので、これが出来るのがネット配信の力か。。と感じつつ、やはり渋いミドルの喫煙ほどカッコいい姿はありません。

同じくNetflix限定映画の「BIRD BOX」は微妙な感想だったのでちょっと観るのを躊躇していた本作ですが、完全にいい意味で期待を裏切ってくれました。

気になるNetflix映画を見つけたら、また感想を書いていきたいと思います!

ポーラー狙われた暗殺者の評価
脚本
(5.0)
演出
(4.0)
意外性
(4.0)
総合評価
(4.0)

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