ゾンビもの海外ドラマ「iゾンビ」season4をNetflix鑑賞したので感想を書いていきます。この記事はネタバレを含むので、まだ観ていない方はブラウザバック推奨です。
また、過去のseasonの感想やiゾンビの概要などはこちらをご覧ください。
iゾンビ season4の感想
ゾンビの存在が世界に知れ渡ってしばらくしたところから描かれるので、冒頭から
- この街の周りに壁を作ったよ
- 街には人間とゾンビが共存してるよ
- 街の人間を守るため、国が脳を支給してるよ
- ヴレインがマックスレイジャーの情報屋になってるよ
みたいに設定がドバドバドバーと説明されます。
この第一話辺りで世界観の説明を済ますあたりがiゾンビらしいですね。
しかしいくら人間が街中に残ってるからって、国が脳を支給するなんて出来るんですかね。笑
市長までゾンビが当選するくらいだから、本当にこの世界のゾンビ感は独特です。
お役所仕事の日本だったら、絶対なんだかんだごにょごにょ言い訳しながら何もせず全滅させるんだろなぁ…
このシーズンの主軸は
- ブレインと父アンガスの関係
- リヴとレネゲード
- ゾンビ免疫を持つイゾベル
の3本だと思います。
ブレインが前シーズンで井戸に沈めていたアンガスが再登場してくるんですが、以前のカリスマサイコといった風では無いんですよね。
ゾンビでありながら神の存在を信じるようになっていて、ゾンビのカルト集団まで立ち上げてしまう。
ベクトルこそ変わりましたが、リーダーシップがあって、腐っても(ダブルミーニング)カリスマなんだな、と感じます。
アンガスはこのシーズンで何度も重要な役回りを果たすんですが、一番好きだったのはブレインを幼少時代に虐めていた家政婦を、ブレインの前で処刑したところ。
これまでブレインとアンガスは決して相容れない関係でしたが、この行動1つでブレインが救われたのが強く伝わってくる、印象的なシーンでした。
一方で壁の中に病人を「輸入」して、ゾンビにすることで命を救うレネゲードという女性の存在がフィルモア社で噂されるようになります。
リヴはレネゲードとの出会いから彼女の考え方に感銘を受けて、警察でありながら輸出入に手を貸します。
フィルモア社としては秩序あるゾンビ国家を作ろうとしているので、人の出入りは厳しく制限し、反逆すればゾンビであっても死刑にする徹底ぶり。
当然レネゲードの存在は秩序の邪魔なので、フィルモア社はレネゲードを捉え、見せしめに公開処刑をするわけですね。
しかし、これを機にリヴが想いを引き継ぎ、新レネゲードとして活動をしていくことに。
正直これまでのシーズンと比較してコメディ要素が少なかったので、脚本としての粗というか、キャラクターの行動に「え?なんでそうなる?」みたいな、説得力を感じないシーンが目立ってしまっていた気がします。
そして最期の軸である、イゾベルはリヴがレネゲードとして輸入した少女。
引っ掻いてもゾンビにならないという完全免疫を持っていることが分かり、ラヴィと暮らしながらワクチン開発に協力することになります。
しかし研究は難航し、イゾベルは亡くなってしまう。
ラヴィは研究以外でも一緒に映画を見たり、イゾベルの希望に応えようとしたり、まるで自分の娘のように可愛がっていたので、イゾベルが死んでしまった時のラヴィは見ていられなかったな…
しかも死の瞬間に立ち会えないなんて、酷すぎますね。ラヴィが死を知ったのは、いつも通りウィットを交えてイゾベルの相手をしに行った時の出来事だったので…こちらが泣いてしまうわ。
そんな最中、新レネゲード狩りを行うフィルモア社にリヴが拘束され、物語は最終局面へ向かいます。
リヴが公開処刑されることを知った、メイジャー、ペイトン、ラヴィは「リヴが人を救うため、人の輸入をしていた」という様を記録したドキュメンタリーを放送。
最終話あたりで呼びかけに応じた人間、ゾンビ達がリヴを救うため処刑場に押しかけるんですが、街を挙げて1人のゾンビを救おうとする様子は流石に目頭が熱くなりました。
もはや人間vsゾンビじゃなく、独裁政権vs市民といった構図。
ただ、リヴが救い出される肝心なシーンでコマ送り?みたいな演出が使われていたんですが、テンポが悪くて、勿体無かったかな。
そしてメイジャーがフィルモア社のトップになり、リヴがレネゲードとして再燃するところでシーズンを終えました。
ここまでのiゾンビへの雑感
うーん。シリアスよりの話のテイストは好みなんですが、ただiゾンビの魅力ってそこじゃないと思うので、ちょっと尻すぼみになってしまってるかなーというのが正直なところ。
振り返るとシーズン1が一番面白かったような気がしますが、シーズン5まであるようなので、Netflixで見れるようになったらまた追っていこうとは思います。
うーん。うーん。
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