どうもアバウト(@aboutno5)です。
零細企業の経営初心者であると同時に、雇用チャレンジ一年目でもある僕ですが、やっぱり人を雇う。雇うっていうか、うまく利益につながるよう稼働してもらうっていうのは大変なんだなーとかみしめる毎日です。
最近は雇用直後の「絶対うちの会社から何かを得られるようにしなくちゃ」「公開選択だったと思ってほしい」とか「やりがいを持ってほしい」とか、その期待に応えてもらえずやきもきしたり。
今から思うとこちらの空回りのような気持ちも落ち着き、
「まあとりあえず回ればいいや」な感じで 人を雇用していること自体へのストレスは感じなくなってきました。
まあそれがいいのか悪いのかはさておき、「求められてないものをいくら与えようともそれはただの迷惑でしかない」んだなーってところが見えてきたのがその理由。
たとえばうちの社員が求めてるものって結構分かりやすくて
- 肩書がWebデザイナーであること
- そこそこ遊んで暮らせる程度の収入があること
- 人にいい意味で特別視(尊敬とか、変わってるねって評価とか)されること
- プライベートは勉強も情報収集も仕事に通じる一切はやりたくない
- 責任を負わなくてもいいこと
みたいな感じですかね。
文字にすると結構ダメなやつ雇ったな、みたいな感じに見えると思うんですけど、実際世の中見まわしてみると殆どの人はこれが本心だったりするんじゃないかな。
と、まあそんな彼に対して雇用者の僕が与えようとしてたのは、
- Webデザイナーとしてのスキルアップ
- 他社に転職するとしても通用する人材への成長(ノウハウ含め)
- フリーになるなら僕の経験からそこで活きる経験談を
- やりがい(一緒に会社の事業を成長させるパートナーであってほしい)
と、見事にひとつもマッチしてなかったんですよね。
僕としては技術屋として成長意欲のある人材を募集し、採用したつもりだったんですが、これが蓋を開けてみたら中々の真逆っぷりで、そのギャップに気づいても何とか自分の目指す方向へ誘導してやろうって思ってた部分も僕の中にあったかな。
と、「ありたい姿」「あってほしい姿」が真逆なので何を与えても喜ばれないし、むしろ迷惑になってたんだろうなーと。
採用って面接だけじゃわからないことが多いので、思った人材じゃなかったってケースもよくあると思うんですよね。
その中でどうお互いが同じ(近い?)方向を向いていけるかって調整してくのが経営者の手腕だと思うんですが、僕の場合は単純に少しでもエラーが少なく、少しでも会社の業務が円滑になればそれでOKという流れで必要以上に求めることはやめたわけです。
遅刻もするし居眠りもするし勉強もしないしデザインも実装も未熟だし、悪いところをみればきりがないですが、社員から見た社長としての僕もそんな感じでしょう。なので、大分るーずな運用。
で今のところの結論なんだけど、求めることをやめたら大分社内というか社員の雰囲気も良くなりました。
仕事にやる気がでたってことはないし、自主的な成長がない分企業としてはまずい状況なんですが、目の前の状況だけみれば僕自身が制作に入らなきゃいけないシーンは大分減りました。
制作雑務(?)的なものはすべて彼に渡すことにしたので。
数年前からやりたくても時間がなくてできてなかった事業に手をつけられたので個人的には満足してます。
まずはこの事業を軌道に乗せるのが目下の目標。
経営判断として彼の雇用を続けられないシーンは十分に考えられるので、あとはその時がくるまでに外注さんに仕事を渡しつつ利益を残せるスキームを整えておければってのが第二の目標。
色々疲れが出てきてるのでつぶれないギリギリくらいで収支バランス頑張りつつ、新事業が基盤にのったら制作は外注メインで+aの儲けにする程度になれればうれしいです。
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