副業、フリーランス開始前に知ってほしい、安い=簡単という誤解

副業やフリーランスでWEB制作を始めたばかりの方とお話しすると良く制作単価の話になるんですが、その中で「未熟だから安い案件をやっている」という声を聞くことがあります。

でもこれ結構危険な考え方だと思うんです。

僕もWEB制作業を通して個人の方から大企業まで色々な方から依頼をもらってきたので、高単価の「責任や工数技術難度が高い案件」が怖いという気持ちや、「経験を積むために低価格」という気持ちはどちらも理解できます。

でも単価が低い=簡単とは言い切れない案件も数多く経験してきているので、副業やフリーランスを始めようとしている方に向けて、その理由を紹介します。

お金の価値は平等じゃない

今回の肝は価格帯なので、まずはお金についての側面から。

WEBの制作費用は制作者の技術力を基にした工数単価によって算出するのが一般的なので、安いなら簡単。高いなら大変。というのはシンプルな計算です。

でも、ここにはお金の価値という落し穴が存在しています。

例えば年商何億、みたいな大企業にとって100万円を使うのはそこまで大きな投資ではないかもしれません。

しかし個人にとっては半分の50万円でも、それなりに覚悟が必要な投資額です。

経験上も低価格でも期待や責任が小さくなる訳ではなく、むしろ予算に余裕がない案件の方が予算が豊潤な案件より期待値が高いことも少なくありません。

制作を請ける際、費用によって対応範囲が変わるのは当然ですが、依頼者が握りしめたお金を投資してくれているということは理解しておくべきだと思います。

依頼者は「未熟で良い」と思っていない

未熟な人が高単価の仕事を受注することは難しいので、副業やフリーランスが低い単価から仕事を請ける始めるのはどの業界でもあることだと思います。

しかし忘れないで欲しいのは、依頼者は「未熟なあなた」ではなく「用意できる予算で請けてくれるあなた」に発注をしているということ。

お金を貰っている以上、依頼者から見たあなたはプロ。責任を果たすのがプロなので、そこで未熟であるという言い訳は通用しません。

ミスをしてしまったり納期を守れなかったり、実現できない事を請けてしまったりすることが費用の条件であると間違えないようにしましょう。

安くても要望は減らない

価格≒工数のWEB制作で、予算が下がれば案件内容も小さくなるので、作業は比較的簡単になるでしょう。

しかし、ここまで紹介してきたように、制作費として低予算であっても、依頼者にとってそれは握りしめた大切なお金。

失敗できない、妥協したくない、という思いが一層強くなるので、細かな部分にも神経質になるし、少しでも良いホームぺージにするために、発注後の要望も多くなりがちです。

副業、フリーランスの方が受注した案件で、修正が終わらなくて案件がポシャってしまう。というのはこれが原因の場合が多いです。

安く請ける前にやって欲しいこと

受注前に以下の点に注意すれば、紹介してきた落し穴は防ぐことが出来ます。

費用は工数単価だけで下げる

僕は副業やフリーランスが経験を積むために低価格で請けることは良い方針だと思います。

ただ、その際に注意して欲しいのは、下げるのは工数単価だけにするということと、技術不足を理由に値下げしないということ。

作業難度が高く、自分で十分な品質を出せないと分かっている内容を低単価で受注してしまうと、紹介してきた依頼者との認識ズレを招く原因になってしまいます。

無責任に出来ると言わない

仕事を受注したいあまりに、出来るか分からないことを出来ると言って受注してしまう人も稀にいます。

しかし、不完全な仕事で事故が起きてしまうと最悪裁判沙汰になることもあるので、無責任な受注は絶対に避けましょう。

実力がついてくれば「調べながらやれば出来る」「調べても今の自分には無理」というラインが見えてくるので、その判断力がつくまでは、今出来ることの中だけで受注することが大切です。

価格と作業内容を定義してから受注する

駆け出しの頃は、見積項目を非常にシンプルな出し方にしてしまうこともありますよね。

特にITリテラシーの低い依頼者には、小難しい見積項目を嫌がる人も多いので、案件獲得を急いで項目を簡素にしたり、見積書自体作らない方もいると思います。

ただ、「制作費用一式」のような見積項目だと、制作者にとっては「費用内で出来る制作作業一式」というつもりでも、依頼者にとっては「制作に関する作業は全てこの費用でやってくれる」と見えてしまいます。

このように、どこまでの作業が案件に含まれるかの認識ズレが発生してしまうので、受注時には作業内容を明示しておきましょう。

その上で、勉強案件として見積には無いけど+aで追加のサポートをしてあげるという対応にすれば、両者にとって納得できる範囲でより良い案件にしていけるはずです。

実績を見せて、価格と内容に納得した上で発注してもらう。

依頼者との認識ズレを無くすには、これが一番確実だと思います。

実績は間違いなくあなたの技術、能力のを証明するものなので「このくらいの価格でこのくらいのサイトが作れる」という説明を混じえて受注前に説明ができれば、認識ズレに関する心配は殆ど無くなるはずです。

実績や実力が足りなくて仕事が取れないと思うのであれば、まずは友人のサイトを無料で作らせてもらうなど、自分のスキルと経験値を上げることから始めてみましょう。

まとめ

副業やフリーランスとして歩み始め、せっかく得たご縁が悲しい結果になってしまうのは非常にもったいないと思っています。

この記事では触れていませんが、依頼者の中には、安値で使い倒せるのが副業やフリーランス、と考えているような悪質な人もいます。

先程触れた対策案はこのような依頼者から身を守ることにもつながるので、ぜひ実践してみてください。

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